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四十八 お葉付きイチョウ「口説」
48-3.jpg 我が村に、お葉付きイチョウの木が2本あり、その1は大里西小屋(二十三 お葉付イチョウ 【西小屋)の武隈神社境内に、その2は下松本権太夫内(二十四 再発見、お葉付き銀杏 【権太夫内】)の三島権現神社境内に見られる。

 イチョウの木は古くなると、下枝の脇から乳母のように乳根が垂れ下がり、住民の婦人達に母乳の神として崇められていました。

乳幼児の母親は乳不足となると心配で作業も出来ず、はかない毎日であった。

ある日のこと、夢路に知らせがあり神社のイチョウ古木を礼拝すると、母乳が出るとお告げたと云われ、頼るのは神様だけと哀れな日々を送っていた。

母乳不足の母親があり、信仰を続けると乳幼児はみるみるうちに丸々と育ったと云う。
48-1.jpgこの信仰の事が白河藩主権少将越中守松平定信公の耳に入ったと云う。

定信公は海防外国船入港の防備のため、現在の千葉県富津市を訪れた際、乳幼児を持つ母親や、乳不足で悩む婦人達のためにとして、薬王寺境内に定信公自ら植樹されたと云えられる。

そのイチョウの木は現在樹齢約百年、目通り3・8㍍、樹高18㍍で千葉県の天然記念物にも指定され「竹岡のオハツキイチョウ」として親しまれている。(写真→)

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同じ千葉県の神崎町にある神崎小学校にもお葉付きイチョウ植えられており、目通り3・1㍍、樹高26・6㍍である。
(写真←)



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【2010/02/24 16:10 】 | 樹との出逢い| comment(0)| trackback()
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