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【2024/05/20 10:41 】 |
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四十五 二岐の栃の木 【二岐】
45.jpg 二岐地区は標高800㍍地帯で原生林がうっ蒼と茂り、真夏でも暑さを知らぬ程涼しく感じられ、山間の秘湯でもある。

渓流「二岐川」に沿って、「コンコン」と豊富に湧き出ている岩風呂、露天風呂は女性特有の泉、婦人達に効能あってか子宝にも恵まれ名湯である。

 栃の木は佐藤さん所有であるが、急斜面に樹生し原生林を思わせ根本には、湯前八幡社が祀られている。

 樹の目通りは4.1㍍、樹高約25㍍、樹冠は大きく枝を広げ、道路までも覆って緑の豊かさがたっぷりと感じられ、散歩中の湯治客が、大樹に向かって深呼吸をする姿も見られる


朝夕、蝉「カナカナ」の鳴き声が一層涼しさを感じさせ、人の心を和ませてくれる。
45-2.jpg
昭和45年7月18日には皇族高松宮殿下も当地温泉と雄大な資源を観察され、環境と閑居「アスナロ室」に満足なされたという。

 特に自然の露天風呂に感銘し色紙に、『天栄之湯村自然之楽園』と『落款(らっかん)』までも記され、玄関にかけられている。

 栃の木を大切に保存し、後世に引き継ぎたいと佐藤さんは話してくれた。
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【2009/07/12 10:07 】 | 湯本| comment(0)| trackback()
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