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【2024/05/20 07:05 】 |
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四 珍木サイカチ 【飯豊】
4.jpg 飯豊のサイカチは部落の中央豊香島神社入口の南、医師小針さん所有の敷地内にあり、現在は部落の老人たちがゲートボール場として使用しているがその一角には、香り高い銀木犀が日向になりあるいは日陰になり、憩いの場所となっている。

 巨木サイカチは、うっ蒼として幹にはトゲが生えているが、枝をひろげ天を仰ぎ威勢よく成長をつづけている。

 樹木は推定樹齢270年と観測し、目通り3.15㍍、樹高約21㍍で、6月には若葉茂る間から淡黄色の花が咲き、実りの秋には長さ25㌢㍍ぐらいの実が成熟し、そよ吹く秋風に落とされ住民達は恵みの石鹸として用いていた。

サイカチは昔から、衣類の洗濯をはじめ、日常生活の油の汚れ物や女性のたしなみや、洗髪に良く効き重要な品物であったという。

 特に結婚式の振る舞いには漆塗りの広蓋、高お膳、食器などの洗い物に良く用いられ、「昔丸まげ姿で、お椀のふきかたなど、教えてもらったあのころが一番懐かしい」と坂本さんと大河原さんが話してくれた。
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【2008/12/02 09:41 】 | 広戸| comment(0)| trackback()
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