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【2024/05/20 07:55 】 |
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二 高林の榧(かや) 【高林】
2.jpg 高林の集落は水田に囲まれ、集落の中央には、県道が三叉路になっている。
榧の木は岡部家所有物で、県道郡山~矢吹線に沿って急な曲がり角の北側にそびえている。

 岡部家は昔、庄屋として堀が掘られ、その先端に植えられたとのこと。堀は昭和51年2月に埋められたが、堀の巾は12㍍、長さはのべ150㍍といわれ、歴史を思わせる雄大な堀であった。

 天正時代の頃、高林城主が、高照寺及び長徳寺を開基の時に、植えられたと云われている。天正17年(1589年)伊達政宗に滅ぼされたが、樹齢は400余年と推定される。目通り2.7㍍根回り5.2㍍である。
 
 岡部旧庄屋邸に入ると、左側にうっ蒼と繁った榧と面会が出来る。心乱れていたが、息を整え、ゆっくりと眺めると、根本までが見えて静寂さが感じられる。

 榧の樹幹4㍍の所より拡がり、東西に4㍍ずつ伸び、南方には6㍍も伸びている。北側には余り伸びていないが二㍍はある。下枝の先端は地表に拡がって、著しく垂れさがって地面についている。

 この榧の木は昭和58年2月、県緑の文化財に登録され重要な榧の木である。秋には実を付け食用油に利用され、あるいは名菓子、かや糖の原料として用いられる。
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【2008/12/01 09:42 】 | 広戸| comment(0)| trackback()
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