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【2026/03/30 07:46 】 |
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三十五 八幡さまの樅(もみ)の木 【郷戸】
35-1.jpg 福島交通の竜生行バスで、八幡前停留所で下車すると、若宮八幡神社境内の東側に樅の木が堂々とそびえている。その様は天を突くように、のびのびと思う存分育ち頼もしい。

 享保4年(1719年)に神社が火災に遭い、その後明和5年(1768年)に再建された際、植えられたという説もあるが、定かではない。

 あまりにも大きい。境内には数十本の杉の巨木もあるが、樅の木は四方八方に枝をのばし近りの木々を圧倒している。

樹高約32㍍、目通り3㍍66㌢、樹齢推定220年余り、昭和58年2月、県緑の文化財第226号に登録された貴重な木でもある。
35-2.jpg
 また、神社裏にそびえている「神木」五葉松は目通り4.20㍍樹高約32㍍にして、県緑の文化財第225号として登録され東北随一と思わせる松であったが、平成5年初夏、害虫被害を蒙り残念ながら姿を消した。

木村宮司も夢いくばかり落胆、社木については淋しい様子で口を閉じたままでした。

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【2008/12/24 09:15 】 | 牧本| comment(0)| trackback()
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三十四 矢中の夫婦松 【矢中】
34.jpg 福島交通の竜生行きバスで矢中停留所下車、歩いて約2分。会津街道の街道沿いにそびえている松が目についてくる。

 この松は『寿々乃井』酒造さんの所有であり、当家は江戸時代から代々造り酒屋を営んでいる。

 その酒蔵の前に、赤松(めまつ)と黒松(おまつ)を門構えとして植えたといわれている。

 黒松の目通り2.2㍍、樹高約18㍍、赤松の目通り3.1㍍、地上より3.4㍍のところより二股に別れ、「山の神」神木と思わせる。

 古松は樹皮が厚く威厳を保っており、樹冠は店蔵や路上まで伸び覆いかぶさり、夏は涼しく山から湧き出る清水を旅人が飲み、ノドを潤す姿が見られたという。

 何百年もの年輪を経て、風雪に耐えながら堂々と伸びた歴史と、伝統を感じさせる名松である。
【2008/12/20 14:52 】 | 牧本| comment(0)| trackback()
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三十三 京谷原の太郎松 【京谷原】
33.jpg 白河街道・上小屋を通り広域岩瀬農道の手招き坂から近道して安養寺から後藤の八幡様を参拝し、山道を矢中集落へと急ぐと京谷原に入ります。

 京谷原には、金比羅神社を祭りその麓に、有名な涌井の清水が噴水しています。この清水は普通の清水と異まり、沼の底から間歇的に「プクプク」と音を立てて、きれいな砂を吹き上げています。

 沼の一辺には原生林かと思わせる古木が水中に浮かび見る人に幽玄な印象を与えます。清水は、昔から変わることなく流れ、堀には「たかな(クレソン)」が生い茂り、正月には住民たちに喜ばれています。

 さらに、道を歩くと道路わきに巨大な太郎松が現存し、今は枯れてしまったが種まき桜と呼ばれた桜がそのわきに植えられていました。

 この松はとても大きく、目通り3.4六㍍、樹冠は東西22㍍で郡下でもまれです。松の下は、憩いの場所にもなり「ロマンス」も生まれたと伝えられています。

 また、太郎松は文治元年(1185年)の源平の戦いに扇の的を射落とした武将那須の与一の乗った愛馬がこの矢中の永山家に生まれ、京谷原で育ったといい伝えられています。
【2008/12/20 14:49 】 | 牧本| comment(0)| trackback()
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三十一 愛宕神社の松 【児渡】
31.jpg 愛宕神社の松は牧本小学校の西隣、吉田宅の脇が参道の入り口で標高433㍍の山頂に立地し、一望して木の間から集落を見下し、景観は見事に素晴らしい。古松の根元に愛宕神社が祭られ石造り1.2㍍の方形高さ2㍍の宝殿である。

 社は地域の平和と安全、防火守護の神として信仰され祭典は毎年6月24日と定められている。特に辰年と巳年生まれの人は、一生一代の守り神本尊と言われ厚く信仰されている。

 境内の古松はうっ蒼と茂り、木は直立しているがやや曲がり威厳を保っている。樹高約28㍍目通し2.73㍍推定樹齢300余年といわれ、横枝は南方へ約13㍍も伸び垂れ下がっている。長い歳月を経て風雪に耐えた木は、貫禄十分の緑豊かな神木である。

 入り口には、石柱に筆太で愛宕山と標示され、嘉永2年(1849年)9月と刻まれている。参道は終始石造りであるが、最初は10段と20段と区別され、次に30枚の石畳(踊り場)である。大鳥居をくぐると、とたんに静寂の中にも気持ちが凛々として静、石段の巾は狭く森林のため昼なお薄暗い。

 頂上までまっすぐな229段の石段は実に驚異的で県下でも希に見る。石段には佐藤忠左衛門と川上定右門の名が刻まれ石工か寄付者は不詳であるが、社の貢献者と考えられる。古松は部落の荘重で緑の文化財である。
【2008/12/18 09:57 】 | 牧本| comment(0)| trackback()
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三十 北畠家庭園の赤松 【児渡】
30.jpg 牧之内児渡地区は、江戸時代宿場町としてにぎわい本陣、脇本陣をはじめ、問屋、旅籠、遊郭まであり、その名残りは地区の人たちが屋号で呼びあうことや間口が狭く、奥行きがある町割りにある。

 その中で、脇本陣の柏屋は、北畠顕家卿を祖先として裏手に池畔庭園がある。池には蓮の花が咲きそろい気持ちがなごむ。

 奥には木造の橋があり、見事な古松「傘松」が枝ぶりよく樹冠を広げている。幹に空洞があり樹高4.6㍍、根回り2㍍、樹冠直径南北5.5㍍、東西10㍍も伸び、水面に垂れ下がっている。近くの木陰には喜右衛門こと俳号抱子の句碑があり、その横には学問の神菅原道真を祭る祠もある。

 また、清水も流れてており、一口飲むと頭が良くなり、二口飲むと文字が浮かび出るといわれる神秘なる「願清水」と呼び伝えられている。

 話は前に戻るが、この池は昔はかなり大きく、裏手の道沿いから船に乗り、宿泊した大名らが道中の疲れをいやし、主の手厚いもてなしを受けたそうだ。

 現在、この庭は所有者の北畠さんの保護、努力に負うところが多い。
【2008/12/17 09:33 】 | 牧本| comment(0)| trackback()
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