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【2026/02/06 01:24 】 |
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二十二 丹下の榎(えのき) 【丹下】
22.jpg 大里出田廻り、国道294号信号機のある十字路から東へ、約80㍍いったところの南側に薬師堂が祀られている。

 そこから更に北側へ入る道を7、8㍍行くと曲がり角になっていて、西側は畑地、東側は竹藪になっている。丹下の榎は、この竹藪の片隅に植えられていたが、平成2年大雪が降り、その重みに耐えかねて倒れてしまった。

 この榎は目通り4.4㍍、樹高約18㍍で、枝は北側に伸びて農道までも覆っていた。夏の暑い日などには、農作業を中断し涼しさを求め、一時しのぎのいこいの場所となっていた。

この樹は県の緑の文化財にも指定され第222号に登録されていた。

 榎は古代より神が降臨する樹といわれ、杜や家久根などにも植えられ山の神が宿るとも言われている。また、白子地区の中央には田の神様としてしたしまれた、目通り約5㍍の大きな木が、最近まであった。

 榎は地方によっては、『エノミ』とも呼ばれている。
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【2008/12/15 10:16 】 | 大里| comment(0)| trackback()
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二十一 愛宕神社の火防(ひぶせ)の霊境 【南沢】
21-1.jpg 南沢の火防の神愛宕神社は白河街道(294号線)大信村(現白河市)の境より東へ約1㌔㍍、集落の西部、南斜面にある。

 昔、伝えによると約200年前のこと、集落の裏山の3分の2以上被害遭う山火事があり、家居まで類焼し大騒ぎになった。住民たちも避難に苦しみ、今も悲痛な話が伝えられている。

 愛宕神社は疫病、火防、盗難除けの守護神として高い山に祀られていて、神社の参道両側には杉の木がうっ蒼と茂って、薄暗く正に神々しい。

 信仰深い住民たちは平成7年に石の階段を新調し、幅を1㍍も広く造り参拝する高齢者でもおもむろに登ることができる。21-2.jpg

 祭典は、毎年7月24日と定められ、係長を長百姓(オサビョクショウ)と呼び、庄屋、名主時代の言葉で懐かしい。

 係長の命令に従って、各家から稲わら大束一パの寄付を戴き灯籠の火袋に稲を入れ、点火するとパチパチと音をたて、火の粉を散らし暗闇の炎は美しく燃え上がり、子供たちは大喜びで賑やかな一夜の祭典である。

 このような火防の行事は蝉落しとも呼ばれて、約200年も継続されていると言われている。

 南沢の愛宕神社の信仰には頭が下がる思いで、やはり歴史や伝統を誇る区民たちの思いやりが伺われる。

 昔から『夏の火は、娘や嫁にたかせろ』と云われ、夏の火は胃腸病に効能があると云われている。
【2008/12/15 10:12 】 | 大里| comment(0)| trackback()
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一息ついて(その2) 村中心付近から
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 村の中心部(村役場付近)の 九 権現様の一本杉 【今坂】 から西側を撮ったものです。
この写真も目次ページに使用され、故兼子氏が撮りました。

 この冊子は平成14年の春に完成、約100部を作成し、親しい人たちに配布したようです。
【2008/12/15 10:00 】 | 一息| comment(0)| trackback()
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二十 丹下の椿 【丹下】
20-1.jpg 丹下の椿は本名ヤブ椿と言うが大里の信号機交差点の東、大里集会所のわきから北に向かって滑らかな坂道通り、人家から約130㍍で山の麓に着くが、この付近を円満寺(通称エマンジ)と呼んでいる。

山の麓には深緑広葉樹ヤブ椿が植樹され、うっ蒼と茂り、根元には正徳2年(1712年)の風化されている墓碑八基が佗しく行儀よく並び、ヤブ椿は樹冠を広げ碑を、雨雪から守っている。

 椿の樹齢推定約450年と思料され目通り1.37㍍樹高約8㍍であり、椿の目通り1㍍以上の巨木は県内でも珍しい貴重な椿で、緑の文化財である。
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 椿は3~4月にかけ深緑の中に真っ赤な花を咲かせ、先祖の霊を慰め人の心を和ませてくれる。実は絞り椿油として用いられ昔は機械や頭髪に付け、婦人達は女性のたしなみとして蓄えた貴重な油であったと言う。

 エンマジは真言宗に属し長沼町宮本の長楽寺の末寺として、松黒山安養院円満寺と称して天文元年(1532年)長楽寺の僧十世弘雄法印の閑居寺として開基されたと言われ、大里には南北朝の動乱の折り北畠顕家公の臣・天花寺越中守を伊勢から召され大里に山城築かせ南朝の義良親王を宇津峰に本拠として奥州を守り、城下のためにエンマジなどの廃寺が多いと感じられる。
【2008/12/12 09:46 】 | 大里| comment(0)| trackback()
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十九 愛宕神社の栃の木 【丹下】
19.jpg 丹下の愛宕神社の栃の木は、国道294号線大里交差点から東へ行った、丹下集落の北側の田畑のなかにある。

 参道の石段を登ると左側にはカヤの木が枝を左右に7~8㍍も伸ばし、地面に垂れ下がっている。中央には、愛宕神社(石造)がひっそりとたたずんでいる。

 勧請は昭和14年1月24日再建、古い棟札はむして判然としない。社地は集落の共有地である。

 栃の木は目通り4.4㍍、樹高25㍍、樹齢は250年くらいと推定され、大きな木は地上2㍍のところから三本に分かれ、その姿は神木そのもの、樹冠を大きく広げうっ蒼と茂って神々しく威厳を保っている。

 栃の実は食用として用いられて、特に栃餅にして食べると以外と珍味で体にも良く、また、枝を煎じて飲むと漢方薬になりガンにも効くといわれ、周辺から人々が訪れ取りに来たという隠れた名木である。

 愛宕神社の祭りは7月26日で、昔は露天商が軒を並べたそうで今ではその面影はない。幼い頃、この木の下で近所の友達と一緒に遊んだと、宗方さんは懐かしそうに話してくれた。
【2008/12/12 09:40 】 | 大里| comment(0)| trackback()
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