樹との出逢い
『わがふるさと天栄村での樹との出逢い』より
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二 高林の榧(かや) 【高林】
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三 永源寺の樫の木 【飯豊】
(12/01)
四 珍木サイカチ 【飯豊】
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五 同期の桜 【太多郎】
(12/02)
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七 吉祥院のしだれ桜 【中屋敷】
(12/03)
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【2026/02/05 12:53 】
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三十二 一里塚の松 【安養寺】
一里塚の松は大里地区の西端で、児渡地区からは南方に当たり、車で約5分走ると閑静な安養寺集落に着く、村はずれの三叉路の中央には枝ぶりのいい松がある。
この松は江戸時代参勤交代や旅人の横行するのにどれくらい歩いたのかを目安にするため、慶長13年(1608年)奥州街道の脇街道、白河~会津まで一里(3.93㌔)ごと道路の左右に盛土して松を植樹した。
安養寺の塚には盛土がなく松だけが植えられており、今なお昔の面影を残し風情豊かで貴重な珍松である。
松の根回り1.8㍍樹高8㍍地上の70㌢㍍から二又に分かれて均等のとれた古松である。
松の根本には庚甲塔寛保3年(1743年)と子育地蔵尊が祀られ、念入りに秋明童子と道春童女と判読出来たが年号は風化のため残念であるが判読できない。民間信仰の願いとして温情な地域住民が建立された尊い石碑である。
この松は『緑の文化財・道ばたの文化財として永遠に後世に残したい』と、山口さんと熊田さんは話してくれて、その恩情豊かな言葉に深い感銘を受けた。
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【2008/12/18 10:08 】
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大里
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三十一 愛宕神社の松 【児渡】
愛宕神社の松は牧本小学校の西隣、吉田宅の脇が参道の入り口で標高433㍍の山頂に立地し、一望して木の間から集落を見下し、景観は見事に素晴らしい。古松の根元に愛宕神社が祭られ石造り1.2㍍の方形高さ2㍍の宝殿である。
社は地域の平和と安全、防火守護の神として信仰され祭典は毎年6月24日と定められている。特に辰年と巳年生まれの人は、一生一代の守り神本尊と言われ厚く信仰されている。
境内の古松はうっ蒼と茂り、木は直立しているがやや曲がり威厳を保っている。樹高約28㍍目通し2.73㍍推定樹齢300余年といわれ、横枝は南方へ約13㍍も伸び垂れ下がっている。長い歳月を経て風雪に耐えた木は、貫禄十分の緑豊かな神木である。
入り口には、石柱に筆太で愛宕山と標示され、嘉永2年(1849年)9月と刻まれている。参道は終始石造りであるが、最初は10段と20段と区別され、次に30枚の石畳(踊り場)である。大鳥居をくぐると、とたんに静寂の中にも気持ちが凛々として静、石段の巾は狭く森林のため昼なお薄暗い。
頂上までまっすぐな229段の石段は実に驚異的で県下でも希に見る。石段には佐藤忠左衛門と川上定右門の名が刻まれ石工か寄付者は不詳であるが、社の貢献者と考えられる。古松は部落の荘重で緑の文化財である。
【2008/12/18 09:57 】
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牧本
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三十 北畠家庭園の赤松 【児渡】
牧之内児渡地区は、江戸時代宿場町としてにぎわい本陣、脇本陣をはじめ、問屋、旅籠、遊郭まであり、その名残りは地区の人たちが屋号で呼びあうことや間口が狭く、奥行きがある町割りにある。
その中で、脇本陣の柏屋は、北畠顕家卿を祖先として裏手に池畔庭園がある。池には蓮の花が咲きそろい気持ちがなごむ。
奥には木造の橋があり、見事な古松「傘松」が枝ぶりよく樹冠を広げている。幹に空洞があり樹高4.6㍍、根回り2㍍、樹冠直径南北5.5㍍、東西10㍍も伸び、水面に垂れ下がっている。近くの木陰には喜右衛門こと俳号抱子の句碑があり、その横には学問の神菅原道真を祭る祠もある。
また、清水も流れてており、一口飲むと頭が良くなり、二口飲むと文字が浮かび出るといわれる神秘なる「願清水」と呼び伝えられている。
話は前に戻るが、この池は昔はかなり大きく、裏手の道沿いから船に乗り、宿泊した大名らが道中の疲れをいやし、主の手厚いもてなしを受けたそうだ。
現在、この庭は所有者の北畠さんの保護、努力に負うところが多い。
【2008/12/17 09:33 】
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牧本
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二十九 江戸の名残り漂う街並み 【児渡】
旧白河街道を安養寺から旧牧之内宿(現在の児渡)へ向かって曲がりくねった道を下っていきます。
明神山のふもとの道の傍らに何ヶ所か清水が「コンコン」と湧いています。そのうちの一つに殿様清水があります。参勤交代の際、家来たちは飲んでも殿様には「もう少しで本陣です」と答え、水を飲ませなかったという逸話があります。
宿場の道路の中央には川が流れ(大正末期に埋められてしまいましたが)、道路沿いには昔ながらの屋号を持つ老舗が軒を連ねています。
本陣の前には道路元標と二十三夜塔がひそかにたたずんでいます。その前には、角屋、佐野屋、その隣に種馬所が寛永4年(1627年)丹羽長重が城主になったとき、馬の生産に力を入れて児渡宿場に開設したといい伝えられています。
毎年秋の彼岸にはお競市が行われ、宿場は一層活気づき江戸屋、ひの屋、三枡屋、吉田屋などの上級旅籠屋は満員のお客様だったといいます。
わき本陣の裏手には池畔庭園を作り、池にはすいれんとはすの花が7・8月ごろから晩秋まで水面に浮かび咲きます。
昔は、大名たちの道中疲れを癒し、手厚いもてなしをした所です。
【2008/12/17 09:29 】
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牧本
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二十八 巨木サイカチ 【上松本】
農協牧本支所(現在は廃止されている)から国道294号を西へ約200㍍行くと、右側に周囲を圧倒するようにサイカチの木がそびえている。
この木は、北畠家の所有で推定樹齢300年とは思えない若々しさをみせている。
大正時代のはじめ、落雷の被害を受け幹に大きな空洞がみられ、樹勢は一時停滞したようであるが、再びよみがえり現在もなお成長を続けている。
樹高約15㍍、目通り3.7㍍、県緑の文化財第215号に登録され、貴重な木である。
サイカチは昔から洗濯の際洗剤代わりに使われ、特に祝い事の時などに使う漆塗りのお膳やお椀などを洗うのに重宝し、油汚れもすぐ落ち、手の感触も柔らかで婦人たちの心を和やかにさせてくれたと、近くに住む森さんは昔を偲んでいた
。
【2008/12/17 09:24 】
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牧本
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